サーバーレス開発部の合宿の背景について語ってみる
サーバーレス開発部の阿部です。
平田のエントリにもある通り、12/11〜12にかけて一泊二日で合宿をしてきました。
合宿の様子はこのエントリをご覧いただくとして、私から今回の合宿を企画するに至った背景や、準備について書いてみたいと思います。
サーバーレス開発部の背景
サーバーレス開発部は2017/10に発足しました。
2018年のサーバーレス開発 – ClassmethodサーバーレスAdvent Calendar 2017 #serverless #adventcalendar
大橋のブログにもある通り、モバイルアプリのバックエンドでのサーバレスアーキテクチャの知見がある程度蓄積されたこと、それに追加してモバイルアプリに限らない領域でのサーバーレス開発のニーズが高まったことが立ち上げの経緯です。
発足から1年経ち、メンバーは二桁になりました。新規の案件のお話もありがたいことに数多くいただいています。ジョインしてから6ヶ月間の成長速度としては良いほうだと思うのですが、以下のようにいくつか懸念点が見えてきました。
- メンバーの所在地がバラバラ(東京、大阪、岡山、福岡、フィリピン)でコミュニケーション密度にばらつきがある
- 発足後に中途採用されたメンバーが多く(7人/10人中)チームのカルチャーが未成熟
- 1〜3名の小さなプロジェクトが多く、チームの意思統一が計りづらい
合宿の位置付け
今回の合宿はこれらの懸念点に対処するために企画したものです。実施目的は大きく分けて3点に設定しました。
- ビジョン、ミッションステートメントの設定
- チーム、個人の戦略決め
- 懇親(兼忘年会)
全体を通じて出したいのは「なぜサーバーレス開発部なのか?」「それはサーバーレス開発部の判断として正しいのか?」という問いへの答えです。これは今後サーバーレス開発部がチームとして活動していく中で直面する様々な局面で何を信じるか、という羅針盤になります。
懸念点であげた通り、サーバーレス開発部では地理的なものと、案件状況的なものによってコミュニケーションパスの偏りが発生します。ともすれば個人や各プロジェクトでバラバラになってしまいかねない状況下で、 各メンバーの最善の選択がサーバーレス開発部として目指すところに繋がる状況 を作りたいのです。もちろん、その判断ができるようになるためには、多くの積み重ねとふりかえりが必要になります。ですが、まずは宣言をするところから始めないと理想的な状況に向かって前に進むことすらできません。
Googleのミッションステートメントが永遠に達成できないが故に常にそこに向かう努力を要請されるように、我々のミッションステートメントも同様に機能していけば良いと思います。
また、タダでさえ一箇所で集まる機会が少ないので、一箇所に集まって共通の話題について話をしたり人となりを知ったりする機会は継続的に作っておきたいと思いました。
【余談】合宿コンテンツの元ネタについて
Googleのre:Workを参考にしました。マネージャの仕事に限らず、働くことの各局面についてGoogleの知見が詰まったドキュメントやツールが整備されています。今回はこの中で、マネージャの仕事の一つであるビジョンの設定と共有で展開されているツールをカスタマイズして使いました。
Google re:Work - ガイド:チームのビジョンを設定してメンバーに伝える
今回は、この資料に補足事項を加え、この中からマネジメントで回答する項目を整理し事前に準備しました。また、決定した内容を個人に落とし込むための質問を加え、今後やりたいことを個人レベルで宣言するところで合宿を締めました。
まとめ
ぶっちゃけ内容が押してしまったので、いくつかの内容については議論が深められなかった部分があります。とはいえ、ミッションステートメントが決まったことについては非常に満足していますし、組織面で新たなチャレンジが設定できたこともよかったと思います。これからこのチームの行く末が楽しみです。
サーバーレス開発部では仲間を募集しています
サーバーレス開発部は、まだまだチームも案件もビジネス環境も変化の最中にあります。これから良い文化が出来上がっていくチームで取り組むエッジ領域な開発に興味はありませんか?まずは会社説明会にてクラスメソッドやサーバーレス開発部のことを知ってください!ご応募お待ちしております。